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 須佐神社参詣道・新田原道(第2回)
(探索:2008.1/更新:2008.2.1)

昭和の面影
地図からも分かる通り、国道10号線のバイパスは緩やかな曲線で行橋市の南北を貫いている。
線形の緩やかさから、バイパスは比較的最近完成したものであることが想像されるが、やはり開通は91年の8月。それでも17年が経っているのだが、未だに2車線区間がある。
東九州自動車道は苅田北九州空港ICまでしか開通しておらず、北九州市と大分市を結ぶ動脈が十分に機能しているとは言えない状況だ。ちなみにJR日豊本線も日中毎時6本が走る都市区間は起点の小倉から行橋駅までであり、特急料金の特別設定も行橋まで。東九州路の冷遇ぶりが伺える。
 
とはいえ、いま私が進まなければいけないのは、そんな冷遇された路線から分かれるやはり冷遇された県道。路幅が広いのは入口だけで、その後は当然のように狭くなる。
右の写真では、奥のほうが狭まっているのがご覧いただけよう。
(現在時刻 15:24)
 
246号のヘキサは奇しくも民家のためにもともと1.5車線しかない道がさらに狭まって1車線幅になる位置に立ってあった。
通学路でもあるのか、歩道はきちんと設けられていた。
 
道は相変わらずの狭さで今井集落へと進んでいく。左側に福祉施設などがある小さな交差点を過ぎると、古い木造の建物が目立つようになる。
 
今井集落の中心部に進んでいく。
洒落た郵便局もある閑静な町並みだ。
 
集落の中心部は2車線の幅がある。
どことなく昭和の薫りが漂う町並み。そう思う。
過疎化が進んでいるのか、崩れたままの民家もあるのが惜しいが、この町並みは観光資源としても十分に活用できそうだ。
 
しばらく行くと大木のある橋のそばに着く。県道246号はこれを右折し、橋を渡るのだが、その前に。
 
木の根元で、、、
 
選挙ご神木!
っていうか、ご神木は後援会連絡所デスカァ!?

そりゃさ、ご神木のご加護に与りたい気持ちは分かるよ。
分かるけどさ。
 
なお、選挙の「後援会連絡所」の上には、「今井の祇園さま」が右折だという標識がある。
 
東橋。
橋上はここだけコンクリート舗装で、白い。
 
橋を渡るとすぐに福岡県道248号元永高瀬線が右から合流してくる。
そして僅かな重複区間を経て、右の写真の交差点で246号が左へ、248号が直進する。
ここからは、お宮の看板にある通り(右の写真はマウスオンで看板部分を拡大する)、248号方面へと歩く。
 
休日は「2.5往復」
248号単行区間は、のどかな道だ。
左手には小学校があるが、休日であり、子どもの声は響いていない。
 
 
バスが行った。
子どもたちの声の代わりに、路線バス(マイクロバス)のエンジン音が響いた。
 
コンクリート舗装の畦道を。
なお、これが長井行きの終バスである。(マウスオーバーで時刻表を表示)
休日は2.5往復しかなく、公共交通としては限界便数と言えるだろう。
(現在時刻 15:42)
 
しばらく歩くと畑の中に石碑が見えた。
道端に石碑や道祖神があれば、それらは道の古くからの存在を証明してくれる。
この石碑も、そんなものであり、
 
ちょっと見にくいが、
 北 沓尾道
 西 行橋道
 南 新田原道
と彫られている。
ちょうど三差路であり、西側から来た248号はここで90度向きを変え南へと進む。

下の写真は、しばらく南に歩いてから振り返って撮ったものである。
 

(ピンのあるところが現在地)
次回、度肝を抜く光景が現れる!
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